賃貸住宅の内見でチェックすべきポイント
2024年10月08日
賃貸住宅を選ぶ際、内見は非常に重要です。
写真や情報だけではわからない点を自分の目で確認することで、住み始めてからのトラブルを防ぐことができます。
ここでは、内見時にチェックすべきポイントを「外観・共用部分」「部屋の中」「周辺環境」に分けて解説します。
1. 外観・共用部分のチェックポイント
まず、物件の外観や共用部分を確認しましょう。
建物全体の管理状態が良ければ、オーナーや管理会社がしっかり対応している可能性が高く、長く快適に暮らせることが期待できます。
・建物の外観・管理状況
・建物の外壁がひび割れていないか、ペンキが剥がれていないか確認しましょう。
外壁が劣化している場合、修繕費用が将来的に賃料に影響を与える可能性もあります。
・エントランスや廊下、階段が清潔に保たれているかもチェックポイントです。
ゴミが散乱している、清掃が行き届いていない場合は、管理体制に不安が残ります。
・ゴミ置き場の状況
・ゴミ置き場が整備されているか、ゴミの分別ルールが明確に表示されているかを確認しましょう。
ゴミ置き場の管理が悪いと、害虫が発生するなどの問題に繋がることがあります。
・駐輪場や駐車場の確認
・駐輪場や駐車場が使いやすいかも重要です。
駐輪スペースが狭かったり、駐車場の出入りがしにくい場合、毎日の生活にストレスを感じるかもしれません。
2. 部屋の中のチェックポイント
次に、実際に部屋に入って細かい部分まで確認しましょう。
写真や間取り図では見逃しがちな部分に注意を払うことが大切です。
・日当たりや風通し
・実際に窓を開けてみて、どれくらいの日当たりがあるか、風通しが良いか確認しましょう。
特に湿気がたまりやすい部屋では、カビの原因となることがあります。
南向きや角部屋は人気がありますが、周辺の建物や地形によっても日当たりは変わるため、必ず現地で確認することが大切です。
・収納スペースの確認
・収納が十分にあるかどうかは、実際に住んでみると大きな影響を与えます。
クローゼットや押入れのサイズ、数を確認し、普段使っている荷物がしっかり収納できるか想像してみましょう。
また、収納の中の湿気やカビの有無も確認してください。
・設備のチェック
・キッチンやバスルーム、トイレの設備がきちんと機能しているか確認しましょう。
蛇口をひねって水圧を確かめたり、シャワーや換気扇の作動状況をチェックすることが重要です。
また、コンロや洗濯機置き場の広さ、エアコンの設置状況も確認し、生活に支障がないかを見てください。
・コンセントの位置と数
・コンセントの位置や数は意外と見落としがちなポイントです。
特にリビングや寝室で使う家電の配置を考えた際、必要な場所にコンセントがあるか確認しましょう。
延長コードが必要になるような位置にしかない場合、配線が煩雑になり生活の快適さが損なわれることがあります。
・壁や床の状態
・壁紙や床に傷や汚れがないか、また、防音性が十分かどうかを確認しましょう。
特に木造アパートの場合、上下や隣の部屋からの音がどれくらい聞こえるかを事前に確認することで、後々の騒音トラブルを避けられます。
3. 周辺環境のチェックポイント
物件そのものの状態だけでなく、周辺環境も住み心地に大きく影響します。
実際に物件周辺を歩いてみて、生活に必要な施設や治安を確認しましょう。
・スーパーやコンビニの有無
日常の買い物に便利なスーパーやコンビニが近くにあるか確認しましょう。
また、営業時間も重要です。
特に夜遅く帰宅する人にとっては、24時間営業のコンビニや深夜営業のスーパーが近くにあると便利です。
・交通の便
最寄り駅やバス停までの距離や、電車やバスの運行本数、所要時間を確認しましょう。
駅からの距離は徒歩何分と表記されていますが、実際に歩いてみると印象が違うこともあります。
また、バスの本数が少ない地域では、通勤や通学に影響が出ることもあります。
・治安の確認
物件周辺の治安は非常に重要です。
特に女性の一人暮らしや小さなお子様がいる家庭の場合、防犯面はしっかり確認しましょう。
夜間に街灯が少ない、周辺に治安が悪いとされる場所がないかを歩いて確認すると安心です。
・騒音や振動の確認
物件が大通りや線路、工場の近くにある場合、車や電車の騒音、振動が気になることがあります。
実際に物件の前に立ち、どれくらいの音がするか、住んでいるうちにストレスになるかを感じ取ってみましょう。
まとめ
内見は、賃貸住宅を選ぶ際に最も大切なステップです。
物件情報だけではわからない部分を確認し、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶためには、
以下のポイントをしっかりとチェックすることが重要です。
1. 外観・共用部分:建物の管理状態や清掃状況、ゴミ置き場、駐車場の確認
2. 部屋の中:日当たりや風通し、収納スペース、設備、コンセントの位置、壁や床の状態
3. 周辺環境:スーパーやコンビニの有無、交通の便、治安、騒音や振動の確認
これらを事前に確認しておくことで、住んでからのトラブルを避け、快適な生活を送るための物件を見つけることができます。